コラム

第1回「生きがいのメデイカルネットワーク」沖縄総会の、想い出

船戸崇史

皆さん、こんにちは。
記念すべき、沖縄総会は、本当にあっという間の夢のような出来事のうちに終わり、今では私達の暖かい想い出となって刻印されました。
当初は猫をかぶった(?)医師、歯科医師としての固い顔から、徐々にそのままの私で良いのだという安心感が広がり、"価値観が同じである"という事が如何に素直になれるのかを実感させていただいた一時でした。とても和やかな雰囲気の中で、いつか、どこかで縁のあった同士であるという思いも、飯田先生や越智先生のお話の節々より感じられる、不思議な一時でもありました。
これこそ、「初対面の再会」を果たした喜びなのでしょうか?
その、記念すべき11月20日21日を、簡単に振り返ってみたいと思います。

初日(11月20日)
この朝、出発時、名古屋の気温が5度、到着した沖縄の気温が25度で、冬から夏への瞬間移動でした。これだけで既に異空間へのタイムスリップでした。
2時より、事務局による会場の点検、4時より、飯田顧問と中原・岩井・越智・船戸の4名の発起人による総会の主旨の確認と進行の打ち合わせが行われました。

そして、午後5時30分にいよいよ記念すべき第1回の総会の受付開始…。しかし、慣れない事務局は、既に座席表を掲示するのを忘れ、会場内では、会員の先生方は自分の席探しに混乱。早くも不手際が露呈。それから、6時の総会開始まで、どの様にしていたのか良く覚えていません。

私自身も、司会を仰せつかったものの、どの様なモードで入って良いのやら・・(緊張!)

しかし、私にとって安定剤が2つありました。1つは、飯田先生の「生きがい論」に、共鳴され集まってきていただいておられる方々なのだから、少々の失敗をとやかく言う輩はおられない…・だろう。だから、始めから、分かり合える同士の気分で行こう!!
2つ目は、事前に皆さんから頂いたプロフィール集。これは、事前に見れるのは私達事務局の特権ですが、皆さんののりの軽さに当初は安心…・・そのうち、この会は大丈夫かな・・?と不安にさえ思える内容(でも、皆さんの赤心を垣間見た思い)でした。こうした、皆さんの思いやりのお陰で、生真面目に座っておいでの皆さんに、俄然、とっても親しみを感じさせていただき、緊張の中にも何とか会を進行させていただくことが出来ました。(本当に皆さん有り難うございました。)

まず、発起人全員より、自己紹介と本会の発起に当たっての経緯の説明がありました。
ご存じのように、当会は、今年6月6日に福島の飯田教室で産声を上げました。私は、
飯田先生のHPで、かねがね一度はお伺いしてみたいと念願の飯田教室ミステリーツアーでしたので、感無量。何やらよく解らない経営学の?横文字のいっぱい並ぶ本棚の片隅に、見慣れた生きがいのシリーズの関連著書がありましたが、思ったより少なくやや意外な感じでした。でも同時に、「ああそうだった。飯田先生は、経営学者なんだ…!」と、変な驚きを感じました。(何でも、私達の教室乱入事件のため飯田先生は、踏み場のなかった教室の中がかなり整理できたとお喜びでした。)
そして、この発起人会の席で初めてお会いした中原先生や岩井先生も、優しい眼差しの先生方で、同時に内に秘めた情熱を感じさせていただき、今日、ここに集わせていただく必然を感じさせていただきました。(本当は、中原先生は戦国の武将タイプ?、岩井先生は、中国の孔子をも彷彿とさせるインテリタイプ?)
こうした、環境の中で、「生きがいのメデイカルネットワーク」が、発足したのです。

発起人の挨拶の後、飯田先生より基調講演を頂きました。(飯田先生のHP参照)極めて簡潔な表記の中に問題点が解りやすく整理され、改めて本会の方向性を明示して頂けたと思っております。
ただ、基調講演の中で、突然飯田先生がこんな事を言われるのです。「今日の設立総会を持って、解散しても良いと思っています」大抵、逆説的とも思える発言の多い(でも、真理だと思いますが)先生の発言ですが、これには驚きました。…しかし、まさにネットワークの本質を、見事に言い当てた表現ではないでしょうか?感心・感動!!

次がいよいよ、会員の自己紹介に移りました。本来、ネットワークですから、今回の総会の一番の目的が、この会員の顔合わせです。どこにどんな先生が、どんな取り組みをしておられるのか。この世に限らず、あの世まで視点を置いた医療をどの様に実践しておられるのか。まさに、その同士がこの会場に集ったわけですから、これまでは、飯田先生や越智先生を向いていた会員の目が、初めて横につながる最初のビッグイベントです。
一人一人が、極めて簡潔かつ的確に表現され、流石に生きがいネットの会員と、嬉しくなるような自己紹介が続きました。この自己紹介の後、一気にネットワークの雰囲気が軽くなったように感じました。(とかく、医師、歯科医師の先生方は、何やら学会とかで、見知らぬ先生方を前にしたときは、「恥かいちゃいかん!」とか「ちょっとは賢く見せな!」とか、変な見栄をはるものです(私だけかも知れませんが?)。それが、「ああ、同士、同類だ」というような、安心感に結ばれました。
その後、懇親会となりました。流石は、沖縄の一流ホテルの食事は美味しそうでした。というのは、余り食べれませんでしたので…。(実は、飯田先生もこの席では殆ど、会話攻撃?に会いまして、食事は摂れない状況でした。夜中にコンビニに行かれたとか?)この席で、皆さん懇親を深められたようで、和やかな雰囲気の中で進められました。宴もたけなわの頃、沖縄の勇壮な太鼓「エイサー」の披露がありました。越智先生の「生命の子守歌」出版記念パーテイーの際、披露されあまりの勇壮さに是非沖縄の総会でもお願いしたいと、事務局からの絶っての願いに越智先生の尽力により開催できる運びになったものです。飯田先生始め、多くの先生方が、引っぱり出され得意の踊り(なぜか阿波踊り風)を披露してくれました。その後、ホテルの最上階にありますクラブで、より懇親を深める機会が設けられ、何と飯田先生も夜中1時までおつきあいいただけました。そこでの会話は、実に実り多き、不思議な内容でした。飯田先生の「ブレイクスルー思考」の最後の考案の解答も教えていただけました。(え?聞いていません?・・そのうちはっきりすると思いますが、お教えするわけには行きませんので…・?)

飯田先生曰く「2000年の時を経て、ここに必然があって皆集いました。2000年前は、私達(飯田先生と越智先生)に試練を与えた魂が何人もおられるのです。所詮、関わりの深くには敵味方はありません。皆ソウルメイトなのですから。…」でも私は、どきっとしました。なぜなら、差詰め、私達発起人はいじめの張本人なのではないか?!(中原先生、岩井先生ごめんなさい)、まさに罪滅ぼしのために、発起したのではないか・・?
その後のことは、アルコールに消えてか余り記憶にありません。でも、何ともいえない、暖かな気持ちのまま床につくことが出来ました。

11月21日(総会2日目)  
この日は、越智先生の過去世療法(ヒーリングセッション)がありました。誰もが、自分の過去世は、気になるものでしょうが、既にお二人の先生方が当日の被検者として当選されておいででした。その勇気ある先生は、**先生と**先生で、時間があれば後3名ほどは、大丈夫と越智先生の言葉に、事前に希望者が10名おられる中、くじ引きで3名が当選されました。何と、その中の一人が船戸博子氏(私のソウルメイト)でした。そうでなくとも何が出る解らない私は、「過去世に於いて、飯田先生、越智先生、そしてここに集われた多くの魂を迫害した!!」などと言われてはたまりませんので、辞退したに拘わらず、家内が暴露しては同じです。どうか時間切れになりますように…と、祈るしかありませんでした。しかし、時間は容赦なく進んで行くのでした。
最初に、越智先生から「魂が本当に癒されるとは、どういうことなのか」の、説明が、アロマテラピーや、クリスタルヒーリングを介在に進められました。(越智先生の御著書:「生命の子守歌」を、是非読んで下さいね。)私達、医療に従事するもの、少なからず患者さんに肉体的・精神的・霊的に、少しでも楽になっていただくために日夜励んでいる(つもり)ですが、その究極の姿を垣間見せて頂いた思いが致しました。殊に、越智先生のボイスヒーリングは、聞かせていただいている、会場の会員全員が、きっと得に言われぬ安らぎ、懐かしさを感じられたことでしょう。そこには、まさに、「生命の子守歌」の世界が現場致しました。ヒーリングが終了し、お二人の表情にそれまで以上の輝きが取り戻されたのは言うに及びません。
このお二人のセッションで、1時間30分の予定は見事に終了したため、くじを引かれた3名は、後日、啓子メンタルクリニックへ各自予約を取って診察を受けていただくことになりました。「余りと言えば…」との声もありましたが、これも「人生、思うようにならないからこそ価値がある」「全ては、思い通りではないが予定通りである」の、飯田先生の言葉を良く判っている(つもり)の会員なので、大きなトラブルもなく、このセッションを終わらせていただきました。(私のソールメイトに至っては、「過去世療法を受けなくて良かったね…?」とまで、お言葉を掛けていただき感謝いたしております。また、飯田先生からも、あれが典型的な「ぬか喜び」ですね、とお言葉を頂きました。)
今から想い出しますに、飯田先生の基調講演と、この日の越智先生の過去世療法があったからこそ、今回の総会は、何とか威厳を保てたのではないかと反省いたしております。(会員の皆さんは、本当にいい方ばかりなので、口をそろえて「良かったです」と、励まして下さりますが・・)
何れにしましても、私に取りまして、越智先生のセッションは、「本当の、魂レベルの癒し」を目指される魂の産婆としての祈りを目の当たりにさせていただき、自分の日常の診療と比較し実に恥ずかしい思いを致しました。私は、そこまで真剣ではなかった。どれほど、患者さんに、面と向かって「良かったね」と、心から喜んできたのでしょうか?あまりにも、境地が違いました。共感力のなさを、しみじみ実感させていただきながらも、一方で「それでいいんだよ!信念を持って頑張りましょ!」と励まされているようで、そんな優しさも同時に感じさせて頂けた、不思議な一時でした。

こうして、長くも短かった総会は、感動!!のうちに幕を閉じたのです。しかし、実際は、その後に企画致しました"啓子ヒーリングツアー"に、殆どの会員が参加されましたので、まだ続くのでした。
もう暫く、おつきあい下さい。
その後、理事会を終わりまして、12時より4時間(4時には那覇空港)という短時間の内に「ヒーリングツアー」は、決行されました。
目的地は、啓子メンタルクリニックと、越智先生お奨めのヒーリングスポット2カ所です。
越智先生のバスガイドを楽しみながらクリニックへ向かうバスの中は、昨日までの会員の緊張はどこえやら…、皆さん100年の知己の様な顔ではありませんか。
1時間ほどで、クリニックへ到着すると、何と、海辺を暫く歩いてクリニックへ至るという憎い演出がありました。でも、これは演出ではなく、既にヒーリングが始まっていたのです。11月の風とは思えません。実に心地の良い太平洋からのそよ風に頬をなでられ、太陽の日差しも真夏のように強くなく優しい。思わず、水平線に向かって思いっきり伸びをしたくなるような…そんな小径を経てマンションに着きました。え!!ここがクリニック?そして、日曜であるに拘わらず、クリニックのスタッフが、またいい顔でお出迎えまでして下さり、大感激。そして、先生のクリニックの素敵なこと!ここからは、丸秘(では、ないかもしれませんが)なので、どうぞ一見にしかず、是非一度訪問をお奨めいたします。
その後、第1ヒーリングスポット:****。
これまた、気持ちのいいスポットです。以前、過去に越智先生はここで過ごされたとか。
みんな、寝転がって、大地の気を感じておいででした。私も、ここで見た空の雲が忘れられません。とっても、気持ちのいい(これがヒーリングの極み)瞬間でした。
時間がないので、慌てて第2ヒーリングスポット:***。沖縄の民族文化の代表的な**が残されているこの場所は、最初のヒーリングスポット****から、ほど遠くない場所にありますが、違った意味での沖縄の力を感じさせていただきました。
こうして、慌ただしくも、バスに乗り込み一路那覇空港へと向かいました。
子供の頃の修学旅行のような時間があっという間に過ぎ去り、「また、来たい」という
思いを秘めて帰路に就かせてもらいました。
那覇空港では、各々の会員の先生方が別れを惜しむように、この2日間の感動を胸に三々五々日本各地に向かう飛行機へと分散して行かれました。沖縄の地で、金色の光を充電した魂達が、各々の望み生まれた土地へ、帰って行く様は、差詰めあの世から目的地を決めてダイビングする魂のようかも知れませんね。
那覇空港での大きな想い出が2つ。1つは、「お陰様で総会も何とか終わりました。2000年前の罪は少しは還元されたでしょうか?」と、飯田先生に、お聞きしましたところ、微笑みながら「まだまだ」と、言われたこと。トホホ・・。2つ目は、最後の最後、ゲートをくぐるときまで、見送っていただいた越智先生始め皆さんの優しい笑顔。

来年も、もう1年「生きがいのメデイカルネットワーク」の事務局を担当することになりました。来年は、飯田先生のお膝元「福島」での開催です。

また情報をこの様に発信して行きますので、楽しみにお待ち下さいね。
ではまた。

皆さん、良いお年をお迎え下さい。

「生きがいのメデイカルネットワーク」事務局
      岐阜県養老郡養老町船附1344
         船戸崇史    でした。

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